株式会社 エイト日本技術開発

事例紹介

常磐橋修復事業

 常磐橋は、東京都千代田区・中央区境界の日本橋川に架かる橋で、明治10年(1877年)に木造から洋式石橋で架け替えられた二連アーチ橋です。2011年に発生した東日本大震災により橋の輪石が歪み、崩落の危険が生じたため、区により補修工事が行われました。
 通常の道路や橋梁と違い、機能性・安全性の向上だけでなく、古写真等を基に、建造当時の姿への復元や文化財的価値の保全なども行われました。工事は困難を極めましたが、このたび約9年もの長きにわたる修復作業が完了しました。当社は、京都大学、早稲田大学と共働し、修復方針検討のための構造解析を実施しました。

沼津市の都市計画道路設計デザインコンペで最優秀

 沼津市「(都)沼津南一色線設計競技(デザインコンペ)」で当社とイー・エー・ユーとの設計共同体の作品が最優秀提案に選ばれました(協力者:国士館大学二井昭佳教授、文化財保存計画協会)。
 対象となる都市計画道路沼津南一色線は、沼津市の南北都市軸を構成する幹線道路として事業が開始されていますが、道路計画上に極めて価値の高い「高尾山古墳」が発見されたことから工事を中断し、有識者による道路整備と古墳保存の両立に関する協議会を開催し検討が進められています。
 沼津市はこの難易度の高い道路整備に関して、設計競技方式を採用しました。
 当社はこの設計競技に参加し、次のデザインコンセプトを基に提案を行った結果、最優秀提案に選定されました。

 現在、道路、橋梁、トンネルなどの詳細設計を進めています。