株式会社 ドーコン

 優れた景観は地域の魅力を高め、人の心を豊かにし、文化の形成に貢献します。ヨーロッパの国々がそうであるように、人々の生活に不可欠な道路や河川などの社会資本は、地域の歴史・文化と生態系に配慮しながら、使いやすく、安全で、美しくあるべきです。
 当社では、地域の個性ある景観の成り立ちをしっかり理解した上で、様々な分野の専門技術者が連携しながら、魅力ある景観づくりに取り組んでいます。

本社:〒060-0042 札幌市中央区大通西4丁目1番地 新大通ビル3階 
電話番号:011-801-1500
東北支店:〒980-0811 仙台市青葉区一番町4丁目1番25号 東二番丁スクエア5階
電話番号:022-225-2860


事例紹介

晴海通りシンボルロード  
 
 有楽町・日比谷地区都道304号「晴海通り」のリニューアルプロジェクトで、対象区間は最も皇居寄りの400メートル。都心と晴海地区を結ぶ晴海通りは、関東大震災後に後藤新平による帝都復興事業で生まれた幹線街路のひとつで、東京2020オリンピック・パラリンピックでは、選手村と都心の各会場を結ぶアクセス路としても利用される。今回のリニューアルに際し、照明柱のほか、植栽・歩道舗装・ガードレール等が一新される。
 東京の都心にありながら、銀座とはひとあじ違う有楽町・日比谷の界わい。かつて、あの帝国ホテルがあり、オリンピック後も見据えて大改造がつづくエリアにあって、街並みの形成を街路が先導するチャンス。さてどうすればよいだろうか。
 その回答は「みんな、フランク・ロイド・ライトが好きだった。」そうだ、街路のデザインをライトの形態言語に倣ってみたら・・・。沿道の建築物を見てごらん。ライバルであるPホテルでさえ、ファサードのデザインはライトの帝国ホテルに敬意を示しているように見えるでしょう。
 そして知事は仰った「デザインはそれでいいけどさ、きみ、首都の目抜き通りに支那の石なんか敷くんじゃないぞ。」

都道304号 晴海通りシンボルロード整備事業(有楽町・日比谷地区)
事業期間:計画・設計2011年~2016年/施工2016年~2018年
整備主体:東京都建設局
計画・設計:ドーコン東京支店
(協力:ヨシモトポール・ジーエスユアサ・三友・帝金・神鋼建材)
施工:日本道路・常盤工業・タツヲ電気
対象区間:東京都千代田区有楽町1丁目~中央区銀座5丁目


北欧の風 道の駅とうべつ
 
 平成27年1月に全国モデル「道の駅」全6個所の1つとして国土交通省より選ばれ、2017年9月、都会を忘れるのんびりした環境の花と田園のまち当別町にオープンした札幌都心からいちばん近い道の駅です。国道337号線を通るドライバーの休憩場所、当別町を紹介する場所、地域交流する場所として建設されました。地域の活力を呼び、雇用を創出し、地域の好循環を生む施設として動き出したところです。
 地域木材による集成材を使い、親交のあるスウェーデンの雰囲気感じる建築空間を作り上げ利用者がゆったり過ごせるよう計画すると共に、道の駅として重要なトイレ部分は広く明るい女性や子供にやさしい仕様となっています。
 地域食材を紹介するため、レストランを1店、テイクアウトを3店、専門菓子店1店を配置させ、そのほか地域特産品店と農産物直売所を設置しています。中央のアトリウムは、休憩場所として利用するだけでなく、イベント時の室内会場としての利用する計画となっています。
 敷地南側には広場、駐車場と建物の間には広い歩道を配置させ、利用者が屋外でゆったりと過ごせるよう配慮すると共に、イベントを開けるよう計画しています。

延べ床面積
道の駅本体:1,259.70㎡
直売所   : 260.46㎡
合計     1,520.16㎡
鉄筋コンクリート造一部木造、平屋建て
石狩郡当別町当別太774-4、774-11 

参考HP:https://tobest.co.jp/michinoeki/


北海道夕張シューパロダム

 既設ダムの再開発によるダムづくり

 夕張シューパロダムは昭和37年に完成した大夕張ダム(かんがい補給、発電)の再開発事業として、その直下155m地点に建設された重力式コンクリートダムで、「洪水調節」、「流水の正常な機能の維持」、「かんがい用水及び水道用水の補給」、「発電」を目的とした多目的ダムです。
 夕張シューパロダムは、堤高110.6m、堤頂長390m、堤体積94万m3、湛水面積15.0km2、有効貯水容量3億7千万m3と、全国でも屈指の規模を誇り、大夕張ダムと比較して堤体積、有効貯水容量ともに約5倍、ダム湖としては日本第二位の湛水面積を誇るダムとして、平成27年4月に竣工しました。
 当ダムの最大の特徴は、既設の大夕張ダムの機能を維持しながら、その直下で大規模なダムを建設することであり、綿密な河道切替や大夕張ダムの水位制御、稼働している既設発電所への冠水防止対策など、多くの工夫や苦労のもと、安全に工事を完了させることが出来ました。
 現在は、夕張シューパロダムにより誕生した巨大なダム湖にカヌーやラフティング、周辺散策等を目的に多くの人々が訪れており、背後に見える夕張岳の景観と相まって、夕張市周辺の地域振興の核として大きな期待が寄せられています。